君の名はと聞いて、あなたは何の物語を思い浮かべますか?
多くの人が、2016年の大ヒットアニメ映画を想像するかもしれません。
しかしそれより遥か昔、もうひとつの君の名はが存在したことをご存知でしょうか
ここでは昭和に社会現象を巻き起こした、元祖『君の名は』について紹介します。
簡単な内容として第二次世界大戦後の日本を舞台にしています。運命的に出会った男女の「すれ違い」をテーマにした、現実的な恋愛メロドラマです。
当時映画は民衆にとって最大のエンターテインメントであったためこの映画は社会現象を起こしました。
映画化のきっかけになったラジオドラマ版は放送が始まると銭湯の女湯から人が消える」という有名な逸話が残るほどの絶大な人気を博しました。
当時のラジオドラマは生放送で脚本は菊田一夫さん、音楽は後に朝ドラ『エール』のモデルにもなった古関裕而さんという、豪華な布陣で制作されていたのです。
そしてこの人気を受けて、1953年から松竹で映画化されると、こちらも記録的な大ヒットとなります。
SNSも携帯電話もない時代、約束の場所での「偶然」や「運命」がいかに尊いものだったかを改めて感じさせてくれる作品です。切なくも美しい昭和の恋愛ドラマを、ぜひこの機会にチェックしてみてください。